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「コドモのゲンキのミカタ」~小島利恵さんセミナーその1

実は、セミナーや勉強会が大好きです。

子供の頃も勉強は好きな方でした。わからないことがわかった時や新しいことを学んだ時は「勉強っておもしろい!」と思いました。(誰でもそうでしょうか?)

テストのための勉強は嫌いでしたが…

 

ちょうど立秋の日に、朝型美人塾で開催されたセミナーに参加しました。

小島利恵さん「コドモのゲンキのミカタ&アレルギーセミナー」です。

明日!【ご案内】「子供のゲンキのミカタとアレルギーセミナー」大阪・第128回朝型美人塾|朝型美人になるウーマン朝食会@大阪・東京

 

午前に「コドモのゲンキのミカタ」(3時間)、午後に「アレルギーセミナー」(2時間)が行われました。

今回は「コドモのゲンキのミカタ」で学んだことをご紹介します。

 

このセミナーは実は昨年10月に行く予定だったのですが、台風で電車が止まりそうだったため行くのをあきらめたものでした。ようやく行けました。

 

「コドモのゲンキのミカタ」目次

  • カラダのルール
  • こども特有の出やすい症状でない症状
  • 観察の仕方
  • 私のこどもノート
  • 病気の見立て
  • 触ってみよう

 

講師について

小島利恵さん。サイトはこちらです→小島利恵の種まきブログ。♪

新潟県在住、4児のお母さんです。元看護師で現在はホメオパスとして全国でセミナーを行っています。

小島利恵さんセミナー、朝型美人塾より

画像は朝型美人塾よりお借りしました。

 

4人のお母さんだけあってたくましさもありましたが、かわいい印象でした。

胸まである髪から女子力の高さも感じました。

朝から夕方までのセミナーでしたが、利恵さんは昼食を食べると眠くなるためセミナー中は食べないそうです。

 

心に響いた5つのポイント

  1. 細菌感染とウイルス感染の違い
  2. ホメオスタシスと自律神経のリズム
  3. 観察のしかた
  4. こどもノート
  5. 「大丈夫?」と聞かない

順にご紹介します。

 

1.細菌感染とウイルス感染の違い

◆特徴と大きさ

  • 細菌→細胞壁を持つ。細胞分裂で自己増殖能力あり。平均1μm
  • ウイルス→細胞壁はなくタンパク質の膜のみ。細胞を宿主とする。平均0.1μm

 

◆抗生剤について

抗生剤は細胞壁を壊す力があるため、細菌感染には有効だがウイルス性感染症には無意味。大腸内の腸内細菌の細胞壁も壊してしまうため、整腸剤とセットで処方される。

 

鼻水や咳のほとんどはウイルス性感染症で、たまに細菌性感染症のこともある。

安易に抗生剤を飲むのは避けた方がよい。

 

◆発熱の傾向 

38.5℃以上の発熱でウィルス増殖を抑え、39℃以上でウイルス死滅効果がある。

 

ウイルス性感染症

3~4日間は高熱が続く、またはアップダウンを繰り返す(免疫を獲得するのに必要な時間)。4~5日で平熱に下がる。

 

細菌感染症

4~5日高熱が続く、またはだんだん熱が上がっていく。

 

2.ホメオスタシスと自律神経のリズム

◆ホメオスタシス

生体恒常性。意識と関係のない体の機能。

小島利恵さんセミナー、ホメオスタシス

 

自律神経:心臓を動かす、呼吸する、汗をかくなど

内分泌(ホルモン):生体活動を助けるもの(成長ホルモン・男性/女性ホルモン)

免疫:自分自身とそれ以外を見分ける力(自己と非自己)

 

バランスがとれていることが大切で、どれかか悪くなると悪いほうに合わせてバランスを取ろうとする。

 

◆自律神経のリズム

自律神経は交感神経と副交感神経からできている。

  • 交感神経:男性的・攻撃的・ピークは10-14時
  • 副交感神経:女性的・リラックス(=デトックス)・ピークは22-2時

 

両者の切り替えは夕方 → 子供がぐずる(たそがれ泣き)ことが多い

最近の日本人は交感神経優位の生活のため、メリハリをつけて休む時は休むことが必要。

 

リラックスの時間=デトックスの時間でもあり、夜中に咳・かゆみ・熱などが出るのは、ホメオスタシスが正常な証拠。

(子供は夜に具合が悪くなることが多いですが、体の正常な働きなのですね。)

 

3.観察のしかた

いつもの状態(元気な時)を知っておくと、少しの変化にも気づきやすくなる。

利恵さんは毎日お子さんの「朝チェック」をしているそうです。

 

  • 見る:顔色、表情、しぐさ
  • 聞く:音を聞く(呼吸、胸、オナラ、鼻水、声質)
  • 触る:おでこ、くび、脇(熱や湿り気をチェック)。痛い所がある時は痛くない所から触り、最後に痛い所を確認。
  • 嗅ぐ:体臭、汗、息、ウンチ、おしっこ(小島さんは子供のウンチチェックをしているそうです)
  • 話す:Yes、Noで答える質問ではなく「自分ではどう感じる(思う)?」という質問をすることで、子供自身で自分の体調管理ができるようになってもらいたい。

 

セミナー中に「お子さんの平熱を知っていますか?」という質問がありました。

平熱を測定し記録することが大切とのことです(36.8℃以上が望ましい)。

平熱より低くても具合が悪くなります。

 

4.こどもノート

人間は忘れる生き物なので、記録に残しておくことが大切です。

子供1人につき1冊ノートを用意して症状の記録を続けると、パターンや季節による傾向が見えてくるようです。

小島利恵さんセミナー、こどもノート

 

5.「大丈夫?」と聞かない

「大丈夫?」と聞かれると、大丈夫でなくても「大丈夫。」と答えてしまいませんか?

子供にも「大丈夫?」と聞かないことが大切です。

 

利恵さん宅では「大丈夫、上中下」というルールがあるようです。

利恵さんが「大丈夫、上中下?」と聞き、返事を「上」「中」「下」で返すというものです。

中学生のお子さんは「中の下」という答えもあるそうで、”ちょっと調子が良くないのかな”と察することができますよね。

面白いですね。

 

 

結局、ていねいな生活の積み重ねが大切だと利恵さんはおっしゃっていました。

 

子供が元気でいられるための、大人の役割です。

  • 子供のことをいつも観察することで、小さな変化にいち早く気づく
  • 体にとって必要なものと不要なものを見分ける力を持つ
  • 子供がいつでも助けを求められるように間口をあけておく
  • 成長するにつれて、子供自身で体調管理ができるように導く

 

大変ですが、頑張りたいと思います。

セミナーでは病院へ行くタイミングや、体のパーツ別症状チェック法を教えてもらいました。とても役に立ちそうです。

現在お母さんの方だけでなく、お父さん・これからお母さんになる方にもぜひ聞いてもらいたい内容でした。

 

午後の「アレルギーセミナー」は別記事でご紹介します。