先日、京都市内にある修学院離宮へ行きました。
修学院離宮とは
17世紀中頃に後水尾上皇によって造営された山荘で、現在は宮内庁が管轄しています。
参観は無料で、事前に申し込みが必要です。
18歳以上、1回の申込で4人までと注意点がいくつかあります。
詳しくはこちらをご覧ください→宮内庁参観案内:申込要領:仙洞御所・桂離宮・修学院離宮
アクセス
京都駅から北東方向、比叡山の麓にあります。
地下鉄烏丸線・国際会館駅から市バスで修学院道へ行き、約15分歩きました。
電車ですと、叡山電鉄・修学院駅より徒歩20分です。
修学院離宮到着
11時の回を申し込みました。
10時半過ぎに到着した時には既に門の前で待つ人が見えました。
20分前より受付が始まり、予約と身分証明書の確認した後は待合室へ行きます。
待合室には返金式のロッカーや売店があり、時間になるまでビデオを見て待ちました。
約40名の参観者の中には、外国人も数名いました。
頂いたパンフレットです。
宝くじの社会貢献広報事業により作られていることに驚きました。
修学院離宮は、下離宮・中離宮・上離宮の3つの離宮からなります。
広大な敷地で全行程は約3キロです。
先頭はガイドさん1名、最後尾は警備の方が1名おられました。
下離宮
緩やかな坂を上り、下離宮へ向かいました。
下離宮の入口、御幸門です。
門を入ると庭園が広がります。
寿月観(じゅげつかん)
こちらは一の間で、全部で3つの間からなります。
下離宮から中離宮へ
下離宮から中離宮へ向かう道の両側には田畑が広がります。
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途中に竹でできた車止めのようなものがありました。
中離宮
楽只軒(らくしけん)です。17世紀の古い建物です。
庭園には立派な松がありました。
空間を贅沢に使っていますね。
石橋を渡ります。
客殿内にある、祇園祭の鉾の絵が描かれた杉戸です。
狩野敦信によって描かれたと言われています。
松並木を通り、中離宮から上離宮へ向かいます。
緩やかな上り坂になっています。
上離宮
上離宮は最も山に近いため、動物対策の柵に囲まれています。
急な石段を上ると、京都の街が見渡せます。
隣雲亭(りんうんてい)です。
隣雲亭から浴龍池(よくりゅうち)が見渡せます。
見事な景色です。
修学院離宮を作られた後水尾上皇も、同じ景色を楽しんでおられたのでしょうね。
池の向こうには鞍馬・貴船の山が広がります。
隣雲亭から石段を下ります。
楓橋です。秋には紅葉が綺麗とのことです。
窮邃亭(きゅうすいてい)です。
左側の窓から浴龍池を望むことができます。
装飾やモノがない部屋、美しいですね。
浴龍池をぐるっと一周しました。
1986年5月にイギリスのチャールズ皇太子とダイアナ元妃もこの庭園を散策されたそうです。
まとめ
1時間強の参観で約3キロを歩きました。
慣れない石段や砂利道を歩きアップダウンもあったため、結構疲れました。
広さとは贅沢だと感じました。
慌ただしい日常をしばし忘れ、ゆったりとした時間の中にいました。
今度は新緑や紅葉の季節に行きたいと思います。
事前申込で18歳以上ということからゆっくり見ることができ、ガイドさんの説明もあるのでおススメです。
よろしければチェックしてみてくださいね。
以上、修学院離宮のご紹介でした。
参観案内のサイトはこちらです→宮内庁参観案内:施設情報:修学院離宮