人間だれでも失敗はある、それは仕方のないことですよね。
その後どうするかが大切だということを、改めて考える出来事がありました。
荷物が届いた。しかし…
先日、冷凍で鮭の切り身が届きました。
玄関を開けるとすぐに宅配業者の方から「冷凍シールが貼ってあるのに間違って途中で冷蔵になっていたので、中身を確認してほしい」と言われました。
面倒だと思いつつ玄関先で段ボールを開けたところ、溶けている様子はありませんでした。切り身の外側がしっかり硬かったので大丈夫そうだということで受け取りのサインをしました。
業者の方は「すみません」を繰り返していましたが、私は終始、不機嫌な態度だったと思います。
ちなみに、冷蔵タイプは0~10℃、冷凍タイプは-15℃以下の温度だそうです。(ヤマト運輸より)
2つの気づき
この出来事から、私は2つの気づきを得ました。
「失敗と向き合う」と「感謝の気持ち」です。
1.失敗と向き合う
失敗した時は「しまった!どうしよう」の後に「なんとか隠す方法はないだろうか」を考えることはありませんか?(私はあります)
そうではなく、どう対処していくかを真っ先に考えられる人になりたいです。それが失敗を素直に認め、向き合うことだと思うからです。
もし迷惑をかけてしまったのならば、正直に謝り精一杯できることをすれば誠実さが伝わり許してもらえるのではないでしょうか。
隠すことで相手に迷惑をかけるだけでなく隠した自分も心のどこかにしこりができ、イヤな気持ちを引きずってしまいそうですよね。
特に大人になると難しいことで私もなかなかできませんが、嫌なことにもしっかり向き合っていきたいと思います。
我が家の小1息子も年々知恵がついてきて、失敗や恥ずかしいことを隠すようになりました。(まだすぐにバレますがね、笑)
「隠そうとする前に、何ができるかを考えようね」と息子に教えていきたいです。
2.感謝の気持ち
鮭の切り身をすぐに冷凍庫に入れてホッとひと安心してから、ふと思いました。
教えてくれてありがとうと言えばよかったと。
私は
- 中身がダメになっているかもしれない
- 玄関先で荷物を確認するのが面倒
ということで頭がいっぱいで、心の余裕がありませんでした。
荷物は大丈夫そうだと分かった後も、仕事をしっかりしてよねという気持ちが正直ありました。
自宅に配達してくださった方が間違えたのではないのに(多分)、「すみません」を繰り返していました。当事者でなくても会社の責任ということで当然のことかもしれません。
それに中身が溶けて段ボールが濡れている訳ではなかったので、今回に限っては隠そうと思えば隠せたと思います。
結果的に何もなかったので、今回は正直に言ってくれたことに対して「ありがとう」のひとことを言えばよかったと思いました。
(本当は開けてから何かあったとしても「ありがとう」と言える心の余裕を持ちたいです。配達員の方が帰った後に中身が溶けていることがわかり、電話して取りに来てもらう…とすると手間がかかりますよね。しかし、私はまだそこまで人間ができていません…)
冷凍の鮭は問題なく美味しくいただきましたよ。
以上、失敗と向き合う大切さと、いつでも感謝の気持ちを忘れないようにを改めて考える出来事でした。