兵庫県明石市にある、明石天文科学館へ行きました。
この科学館は1960年(昭和35年)に、日本標準時である東経135度の子午線の真上に立てられました。
明石天文科学館
アクセス
JR明石駅から徒歩で15分(約1km)、山陽電車・人丸前駅からは徒歩3分です。
駐車場もあります。
我が家は青春18きっぷを使った旅で途中下車し、JR明石駅から歩きました。
駅から科学館へ向かう道で「しごせんのまち」らしいマンホールを見つけました。
入口周辺
科学館建物の入口横に、日本標準時子午線の表示があります。
茶色い階段のようなものは「漏刻(ろうこく)」という水時計の一種です。
イギリスのグリニッジ天文台を通る子午線を0度とする標準時の説明です。小学校の授業を思い出しますね。
10年程前にグリニッジ天文台に行きました。懐かしいです。
ここまでは入口の外のため、科学館に入館しなくても見ることができます。
この先の入館料は大人700円、高校生以下は無料です。
展示室
明石の街の模型です。 縦に伸びる赤い線が子午線です。
太陽系儀です。
真ん中の最も大きく明るい球体が太陽です。左側のハンドルをぐるぐる回すと、地球をはじめとする惑星が公転する様子を見ることができます。
親時計です。
科学館のシンボルである大時計を制御しています。精度は+-1/100秒以下です。
日時計広場
人間日時計です。
撮影時刻は1月の10時20分で、時刻はほぼ正確ですね。
広場には日時計がいくつもあり、それぞれに「日時計のことば」という名言がありました。 以前にその中から5つをピックアップし、記事にしました。
エレベーター内は星座とヒエログリフの装飾があり、不思議な空間でした。
展望室
13、14階が展望室です。
明石海峡大橋がきれいに見えますね。淡路島もすぐ近くでした。
展望室でも東経135度の表示があります。
天体観測室
展望室からさらに上の16階には、天体観測室があります。
大きな望遠鏡で、昼間の金星を見ることができました。
いつも見学できるわけではないのでラッキーでした。
プラネタリウムとシゴセンジャー
プラネタリウムは1960年6月10日に稼働し、稼働時間は日本一、世界でも5番目という長さです。
プログラムは通常のものと、幼児や小学校低学年向けのキッズプラネタリウム(毎週土日祝の11時から)があります。
科学館には「軌道星隊(きどうせいたい)シゴセンジャー」というオリジナルキャラクターがあり、特定日のキッズプラネタリウムに登場します。
シゴセンジャーレッド、ブルー、悪役のブラック星博士(ほしはかせ)の3人が繰り広げるクイズバトルは面白く、大人気でした。ブラック星博士が「ほしぶどう!」とちびっこ達にツッコまれていたのが関西らしかったです。
プラネタリウム終了後に記念撮影をしました。
次回シゴセンジャーが登場する日は、3月19日(土)・20日(日)・21日(月・振)です。
駅ホーム内にある標準時子午線
科学館から徒歩3分のところに山陽電車・人丸前駅があります。
この駅のホーム内にも標準時子午線が通っています。
ホームの看板です。
ホームの端、明石駅方面に標準時子午線があります。科学館が正面に見えますね。
山陽電車で1駅先の明石駅へ戻りました。
約30年前の授業で習って以来、ずっと行きたいと思っていたところにようやく行くことができました。
学校で習ったところに実際に行くのはうれしいですね。初めてのところでも「あ~、勉強したところだ」と懐かしく感じました。
小1息子が授業で習ったらまた訪れたいと思います。
以上、明石天文科学館のご紹介でした。
サイトはこちら。
明石を訪れた同じ日の旅行記はこちらです。
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