先日、京都御所へ行きました。
京都は落ち着きのある街並みが多いですよね。御所はさらに落ち着きがあるというより、時の流れが止まったままという表現が合いそうな場所でした。
目次
見学申し込み
参観は60分、日本語案内の他に英語コースもあります。
毎年春と秋に申し込み不要の一般公開があり、平成28年春は4月6日(水)~10日(日)です。
宮内庁参観案内(皇居・京都御所・仙洞御所・桂離宮・修学院離宮)
アクセス
京都駅の北側にあり、地下鉄烏丸線・今出川駅から徒歩5分です。
京都御苑という大きな公園の中に京都御所があります。
こちらは烏丸通沿いにある入口のひとつ、中立売御門です。
公園内に入ると、京都御所をぐるっと取り囲む築地堀が続きます。
参観者出入り口です。ここで予約確認をして中に入りました。
京都御所の内部
御所内に入り、ふたたび予約と身分証明書の確認がありました。
参観者休所
時間になるまでこちらで待ちます。ロッカーと売店がありました。
15時になり案内してくださるガイドさんが現れて、参観がスタートしました。
ガイドさん1名に対して参観者60人ほどの大人数でした。
御所は広く、参観できる場所は半分ほどです。
御車寄(おくるまよせ)
御所に入ることを許された者が正式に使う玄関です。牛車などで到着し、地面を歩くことなく建物内へ入ることができます。
諸大夫の間(しょだいぶのま)
御車寄からつながる控え室です。身分による区別があり、画面右から虎の間、鶴の間、桜の間です。
虎の間が最も格上の部屋です。
新御車寄(しんみくるまよせ)
1915年(大正4年)に大正天皇の即位礼に際し、玄関として建てらました。
こちらの建物だけ、唯一電気がついています。
紫宸殿(ししんでん)
赤い扉の門は承明門(じょうめいもん)、奥に見える建物が紫宸殿です。
紫宸殿は京都御所の象徴ともいえる建物で、重要な儀式を行う正殿です。
大正・昭和天皇の即位礼もここで行われました。
紫宸殿へ昇る階段の両脇には、左近の桜・右近の橘があります。
右近の橘は老木のため、寒さから守るために囲いが作ってありました。
囲いを取るとこのような木です。
画像は右近橘 – Wikipediaよりお借りしました。
清涼殿(せいりょうでん)
紫宸殿の背後に建ち、室町時代まで天皇の住まいとして使われていました。
小御所(こごしょ)と御学問所(おがくもんじょ)
小御所は諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた建物です。
奥の御学問所は学問のためだけでなく、臣下と対面する行事などにも使われていたそうです。
蹴鞠の庭(けまりのにわ)
小御所と御学問所の間にある庭です。
このように蹴鞠が行われていたのでしょうね。一般公開の時にも蹴鞠が行われるそうです。
蹴鞠は腰や膝を曲げることなく、足の甲のみで蹴り上げるそうです。
難しそうですね。
詳しくはこちら→談山神社公式サイト
御池庭(おいけにわ)
小御所と御学問所の向かい側には回遊式庭園が広がります。
船着き場もある大きな池です。
御常御殿(おつねごてん)
室町時代以降に天皇の日常生活の場が清涼殿からこちらへ移り、明治天皇が東京へ移るまで使われました。
京都御所内では最も広い建物で、内部は15室あります。
とにかく建物が大きく、次の建物へ移動するだけで結構歩きました。
建物だけでなく植えてある松などの木も1本ずつが大きいのですが、圧迫感がないのは敷地が広いためでしょうね。
建物の外側は金色の装飾などきらびやかなものが少なかったため、質素な印象でした。
桜が咲く季節はまた違った印象が楽しめそうです。
以上、京都御所のご紹介でした。
京都御所の見学後はこちらで休憩しました。
同じ日に修学院離宮も行き、皇室ゆかりの地を巡りました。