ブログ「筆子ジャーナル」を運営されているミニマリスト・筆子さんが出版された本を読みました。
著者について
カナダ在住のミニマリストブロガー・筆子(ふでこ)さん。
ブログはこちらです→筆子ジャーナル | シニア目前、ミニマリストブロガー筆子が、断捨離と節約をして「老い支度」に励む日々をつづっています。
本の概要
マキシマリストだった筆子さんは20代後半から片付けを始め、今まで約30年間にモノを捨てたり増やしたりを繰り返し、ようやくミニマリストになられました。
本書ではご自身の経験からモノの捨て方の具体的な方法が紹介されており、すぐに実践できる内容ばかりです。
心に響いた3つのポイント
- 読書と旅は似ている
- 過去を生きるより今を生きる
- 部屋の写真を撮る
順にご紹介します。
読書と旅は似ている
本を読むことはどこかに旅をすることと似ていると思っています。旅をするのは何らかの体験を得ることです。本を読むのはその世界を「体験すること」なのです。
一度その本を読めば、体験は終わっています。その本の使命は終わったのです。
(中略)
本に書いてあったことをすべて覚える必要などありません。人間はどのみち忘れる動物です。その本のエッセンスはきっとからだの中に残っています。
旅行と読書の両方が好きな私は、この部分に共感しました。
読書中は内容に没頭し、日頃の生活や悩みから一時的に離れるのではないでしょうか。まさに本の中を旅するようですね。
「エッセンス=体験」が体の中に残っていると考えると、安心して本を手放すことができそうです。
過去を生きるより、今を生きる
素敵な思い出をたくさん持っているのは素晴らしいこと。ですが、どんなに過去に思いをはせても、過去に戻ることはできません。
(中略)
今という時間は2度とやって来ません。貴重な「今」、過去のことばかり考えるのはもったいないです。私も娘が小さかった頃の写真を見て、「あの頃はかわいかったなあ」と感慨にふけることがあります。しかし、写真の中の娘がどんなにかわいくても、現在17歳のリアルな娘の存在感には負けるのです。
写真うつりが悪いので、私は卒業アルバムを含めた小さい頃からの写真は処分しました。
見返すこともないですし、私が死んだ後に残された家族に処分の負担がかかるからです。(実家には数冊アルバムが残っていますが、親がそのうち処分をしてくれるということなので、お願いしました)
自分のモノはできたものの、小2息子の写真は処分できずにいました。
しかし赤ちゃんの頃の息子はかわいいですが、もう戻ることはありませんよね。
逆に戻ったら怖いですし、またお世話をするのは勘弁です(笑)
私の携帯やスマホの中にある昔の息子の写真は、どんどん処分していこうと思います。
(夫が管理する写真は、夫に任せます)
「あの頃はよかった…」と戻ることができず変えられない過去を考えるより、今やこれから先の未来を考える方がずっといいのではないでしょうか。
過去にとらわれず、常に「今が1番幸せ」と思える暮らしを心掛けたいです。
部屋の写真を撮る
モノはそこにあると、すっかりその風景になじんでしまいます。本当はガラクタなのに、持ち主の目にはそうは見えなくなってしまうのです。
(中略)
人がモノを見ているとき、脳は情報を取捨選択しているので、見ているようで見えていないモノがたくさんあります。写真にとると、部屋の一角が切り取られて見えるので、見え方が変わり、ぐちゃぐちゃ加減がよくわかります。
ブロガーの方でしたら、経験があるのではないでしょうか。
私は記事で紹介するモノの写真を撮る時、背景(=部屋)のごちゃごちゃが気になることがよくあります。
なるべく他のモノがうつり込まないような場所を探したり、片づけてから撮影することもあります。
ブロガーでなくても当てはまると思います。毎日生活していると、意外と気づかないものではないでしょうか。
片づけ前の部屋を撮っておくと before → after がはっきりし、達成感にもつながりそうですね。
まとめ
この本を一言で言うと「読んだ直後からお片付けを始めたくなる本」と言えるのではないでしょうか。
なぜ不要なのかという理由がはっきり説明されているため、本を読んで納得し、すぐに行動に移すことができそうです。
家中のモノを片付けるノウハウが書かれているため、多くの方の参考になるのではと思います。
本を読み、ますますお片付けがしたくなりました。
本書はこちらです。
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