昨日、九州~東海が梅雨明けしましたね。そして今日から夏の土用が始まりました。
今回は夏土用の過ごし方と、夏の冷えとりについてご紹介しますね。
夏の土用入り
土用とは
人間が生きていく上で必要な5臓が「春夏秋冬+土用」に当てはめられています。土用は季節の変わり目に当たる年4回あり、担当は脾臓。土用の期間は脾臓の毒出し、つまり溜まった老廃物を体外に出そうという働きが盛んになり、胃や消化器などの不調として現れます。
画像は冷えとり温ちゃんサイトよりお借りしました。
夏の土用はちょうど暑い季節なので食欲が落ちたり体がだるくなったりします。いわゆる夏バテ。しかし、これも秋が来る前に毒を出してしまおうという体の頑張りだと思うと、気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
今年の夏土用
7月19日(火)~8月6日(土)の19日間。
気をつけること
ついつい冷たい食べ物・飲み物を選びがちですが、摂り過ぎには注意。氷入りの飲み物は急激にお腹を冷やすので、常温または温かいものがおすすめですよ。アイスやかき氷もほどほどに。夏の果物や野菜は体内の熱を外に出す効果があります。
汗をかくことも体温調節や老廃物を出すために大切。エアコンは昼間や寝苦しいときだけにしたいですね。
夏の冷えとり
靴下を重ね履きすることで有名な「冷えとり健康法」を家族でしています。私は夏でも靴下を10枚以上履き、スパッツを1枚履いています(驚きですよね。でも就寝時はもっと増えますよ、笑)。「暑くないですか?」と聞かれますが、慣れたせいか不思議と暑くないのです。逆に5枚に減らすと足元がスースーし、寒くてしょうがありません。
冷えとりは靴下の重ね履きばかり注目されますが、実は半身浴の方が大切。靴下を履かなくてもぬるめのお風呂にゆっくり浸かると、体の冷えと疲れが取れますよ。
靴下の詳細の記事はこちら。
今年は内絹外ウールスパッツを履いています(季節限定商品)。夏にウール!?ですが、汗が乾きやすいのでベタつかずいいですよ。
冷えとりでよく聞かれる質問への答えはこちら。
暦を意識して過ごしてみる
昔からある暦は先人の知恵が詰まったもの。意識して過ごすと夏ならではの楽しみを感じることができるのではないでしょうか?
7月
- 19日(火):夏土用入り(今年は8/6まで)。暑中見舞いを出す季節ですよ。
- 22日(金):大暑。本格的な暑さの始まり
- 30(土):土用の丑の日
土用の丑の日の食べ物といえばうなぎが有名ですが、「う」のつく食べ物もOKだそう。こちらのページには、うどん、梅干し、瓜(すいか・きゅうりなど)が紹介されています。
8月
- 6日(土):土用明け
- 7日(日):立秋。朝夕が涼しく感じられることも。この日から残暑見舞いになります。
- 23日(火):処暑。暑さが和らぎ、秋の準備を。
まとめ
今年の夏は猛暑になるとのこと。しかし、冷たいものの取り過ぎに注意し、(熱中症に気をつけながら)汗をかく生活をすれば、あまり心配せずに例年通りの過ごし方でよいのではと思います。昔は現代ほど「熱中症」という症状はなかったのではないでしょうか。それは、汗をかかない(エアコン慣れ)・冷たいモノがいつでも食べられるといった現代ならではの原因があるように思います。
暑い夏ですが元気に過ごして、夏ならではの風景・体験を楽しむ余裕を持ちたいですね。
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