こちらの本を読みました。
心に響いた3つのポイント
食物繊維を1日20g
「1日に野菜350g」と摂りましょうと言われていますが、野菜なら何でもよいという訳ではないとのこと。
単に「一日に野菜350g」を摂ることが目的ではなく、「野菜350gから『食物繊維を一日20g以上』摂りましょう」という意味なのです。
食物繊維は不溶性と水溶性の2種類あり、不溶性:水溶性=2:1の割合も重要。不溶性食物繊維とは、鍋でコトコト煮込んでも形が変わらないもの。例えば、根菜類、山菜類、キノコ類、カニやエビの殻などです。
食物繊維の含有量です。玄米ご飯は、白米の約5倍(1膳、160gあたり)
- 玄米:2.24g
- 白米:0.48g
下の4つのおかずに含まれる食物繊維は18.2g。玄米ご飯と合わせると、1日20g以上になりますね。
- 納豆1パック(50g):3.35g
- わかめ30g:9.8g
- レバニラ炒め:2.31g←著者おすすめメニュー
- きんぴらごぼう:2.73g
野菜を食べる時は重さや嵩ではなく、食物繊維の量を目安にするのが良さそうですね。また、加熱をするとカサが減り、量が食べやすくなります。
数字は、以下のサイトを参考にしました。
*カロリーSlism – 栄養成分/カロリー計算
*食品のカロリー グラムのわかる写真館 | 簡単!栄養andカロリー計算
寝不足も寝過ぎも良くない
睡眠の重要な目的のひとつが、免疫力。平均的な睡眠時間7時間42分より短くても長くても、免疫力が低下してしまうとのこと。
短い睡眠時間(7時間以下)だと寿命が短く、長い睡眠時間(10時間以上)だとさらに寿命が短くなります。
短いのは何となくわかりますが、長いのもダメなことが意外でした。
睡眠時間は、生活習慣病と言われる「糖尿病、肥満、高脂血症、高血圧」とも関係があるとのこと。
健康な学生の睡眠の質を3日間低下させるという実験をしたところ、糖尿病が発生したという驚くべき結果が。さらに、昼間食べるお菓子の量が3割増えたという副産物も。肥満との関係も明らかになりました。
睡眠の量と質の大切さを見直したいと思います。
バランスが大切
緑黄野菜に含まれるβカロテンは、ネズミの実験でがんの発生を抑えるという働きがあります。しかしβカロテンを3倍量飲ませたところ、肺がんの発生率が3倍に増えてしまったそう。
生活をガラッと変える必要はありません。ビールも締めのラーメンもやめなくてもいいですから、その代わりにちょっとだけ朝や昼の食事を見直したり、睡眠をもっと重要視したりすることえ生活習慣病からおさらばし、人間の生命の限界と思われる「115歳」を目指して頑張ってもらいたいと思います。
「体にいいから」といって、それだけをたくさん摂ればいいのではなく、何でもバランスなのですね。
医師である著者もカレーやラーメンを食べたり、お酒もお好きとのこと。好きなことを無理にでも止めるストレスは大きいです。バランスを大切にし、メリハリをつけた生活を心がけたいです。
まとめ
この本を一言で言うと「少しの工夫で、無理なく元気に生きる」と言えるのではないでしょうか。
いくら体にいいことでも、「あれもダメ、これもダメ」では長続きできません。少しのポイントを押さえるだけなら、私にもできそうだと感じました。好きなことをしながら・好きなモノを食べながら、健康に長生きを目指したいと思います。
本書はこちらです。
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