著者自身も販売の経験をお持ちという、こちらの本を読みました。
今回は、特に印象的だった「お店で店員さんとのやり取り」についてご紹介します。
心に響いた3つのポイント
具体的なリクエストを
店員さんの立場からすれば、お客さんが何を求めてお店に来ているのかはななかなわからないものです。しかし希望を教えてもらえれば、それにぴったりのものをおすすめすることができます。しかも、お客さんに何かをお願いされるのは案外うれしいものなのです。
販売経験のある著者ならではの言葉だと感じました。今日はこれを見ようという目的がある場合は、リクエストで時間も短縮できますね。(パンツを買いに来て、隣に並んでいるスカートを勧められることはなくなります)
紹介されていたリクエストの例はこちら。
- 休日に使えるシンプルなジャケットはどれですか?
- 今着ているジャケットに合うようなシャツはどれですか?
- このシャツに合わせるボトムスはどれがおすすめですか?
似合うかどうかは3分待ってから
試着をしてすぐに「似合わない」と判断してしまうのではなく、鏡に映った自分の姿を見て、少しずつ見慣れるようにしてみてください。
これまで苦手意識を持っていたものや、初めて着るタイプは「見慣れていない=似合わない」と思ってしまうこともあるそう。
例えば白いジーンズを試着したときに、「どのようなアイテムを合わせればいいですか?」と店員さんに聞くと、合うものを持ってきてくれるはず。そうしたアイテムと合わせながら白いジーンズを見ると、だんだん似合うように感じられ、気づけば3分経ち違和感がなくなることもある、とのこと。
私は試着室の中でこれはダメだと思ったら外に出ないで着替えてしまい、店員さんの「いかがですか~?」にも「ちょっと…」とあいまいな返事をして、そそくさと帰っていました(汗)
次回からは、自分ではイマイチだと思っても、勇気を出して店員さんの意見を聞こうと思います。
お店に行く時の服装は?
「服を買いに行きたいけど、お店に着ていく服がない」ということはありませんか?お客の立場からは「ダサいと思われたくない」と思って気後れしてしまうのですが、店員さんの話はこちら。
1日に何人ものお客さんを接客するのでそんなことはまったく気にならない
安心しました(笑)
もし私が店員さんだと考えると・・・パッと見は「?」と思っても、接客を始めて似合う服を提案したり、ほかのお客さんが来たら忘れてしまうと思います。こちらの気にしすぎですね。
紹介されていた、服装に関するポイントはこちら。
- 「この服に合わせたい」と思っているものを着ていく
- 着替えやすい恰好で
- 服の下にはインナーを着る
私が以前に、手持ちのボトムス2着に合うトップスを探しに行った時のことです。1着は着て行き、もう1着は持って行って試着室の中で着替えました。そしてスマホで撮影
荷物になり試着も大変でしたが、納得して買うことができてよかったです。
まとめ
この本を一言で言うと「服選びの技術を学ぶ本」と言えるのではないでしょうか。
今回ご紹介したほかにも、個々のアイテム選びの基本・ファストファッション活用術・ステップアップのテクニックなどが写真つきで紹介されており、参考になりました。
そして、着ていない服を断捨離する大切さも書かれていました。
アイテムのアドバイスは、男性向けが2/3、女性向けが1/3といった印象、特に男性に読んでもらいたい本だと思いました。しかし、「○○だから」という理論で説明されているため、女性も参考になる本。パートナーの服選びのアドバイスにもなりそうです。
本書はこちらです。
ファッションに関する書評はこちら。
*「ケチケチ贅沢主義」を読んで。ファッションもお金もメリハリが大事
*「着かた、生きかた」地曳いく子著を読んで。似合わない服は今の自分に必要ないもの
*「服を減らせばおしゃれになる」おふみ著 を読んで。美を意識する時間を持とう
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