「夫がしてほしいことをしてくれない」「夫にも家事・育児をしてもらいたい」と思っている妻や、「妻がなぜ不機嫌なのかわからない」「妻からの小言が苦痛でしょうがない」と考えている夫は多いのではないでしょうか。
この本では、7年間で7,000件の相談を受けた「夫婦問題カウンセラー」である著者が、夫婦間のトラブルを解決し、穏やかで居心地のいい夫婦関係を築くためのポイントを紹介しています。
男と女では感じ方・求めているものが違う
さまざまな事柄に対して、夫側・妻側の考え方(意見)が載っています。こちらは「会話」に対する違いです。
解説が続き、最後に歩み寄りのアドバイスがあります。
「本心を読み取って欲しい」はあきらめ、具体的にハッキリ言うのがおすすめとのこと(苦笑)
育児や夫婦ゲンカ・別居など全部で38項目あり、「なるほど~」と思うことばかりです。
夫の取扱説明書
ムダな衝突を防ぎ、もっと楽に生きるために役立つ、夫の「基本生態」10項目が紹介されていました。そのうちの3つがこちら。
- テレパシーは通じません。動いてほしいときは、その内容を具体的に説明する必要があります。
- 頼られると喜びます。
- センサーが鈍い構造になっています。そのため、察知能力も高くはありませんのでご了承ください。
「あ~」と思い当たる点はありませんか?私はありました(笑)
「こういう人だから」と前もって知っているとこちらの対応が変わり、上手くいきやすくなるもの。覚えておいて損はないですね。
長持ちするのは「そこそこいい夫婦」
恋人同士のように会うとドキドキするような関係でなく、相手の立場になっていくつかのポイントを抑えた「そこそこいい夫婦」が長持ちする秘訣だそう。
本書で何度も出てきたポイントがこちら。
- 相手を受け止め、受け入れる
- 言葉に出して伝える(コミュニケーションが大切)
- いきなり否定しない
- 勝ち負けを決めない
- 共感、労い、感謝の気持ちを持つ
「どこかで聞いたことがある」というものばかりですね。
そう、決して目新しいことをしているのではないのです。少し頑張ればできそうなものばかりなので、私も心がけていきたいです。
おわりに
- 男と女では「感じ方」や「求めていること」が違う
- 夫の取扱説明書でムダな衝突を防ぎ、もっとラクに
- 長持ちするのは「そこそこいい夫婦」
ご縁があって結婚し家族になったので、できるだけストレスフリーで楽しく暮らせたらいいですね。
結婚18年目の我が家も学びが多く、女性・男性ともに読んでもらいたい本です。
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