皆さんは「運」を信じますか?
私は信じます。というのも、やはり世の中には運のいい人とそうでない人がいると感じるからです。
今回は「運のいい人は、なぜ運がいいのか?」を分かりやすく書いた本の中から、私が最も印象的だった言葉をご紹介します。
全217ページと薄めの文庫本で、読みやすい本でした。
直感で動くと、運気も動く。
人生は選択の連続
私たちは「今日のランチは何を食べようか」「どちらの道から行こうかな」といった小さなことから、「この人と結婚して本当によいのだろうか」「転職すべきか、この会社に残るのがよいのか」という大きなことまで、さまざまな選択をしながら生きています。
著者によると、選択の時に大事なのは直感だそう。
「本当にこっちでいいのか」など、グズグズ悩んでいるうちに運は逃げてしまいます。
どんなことでも、さっと直感で選んでみましょう。
なぜなら、どちらを選んでもいいからです。
どちらを選んでもいい!?銀行エピソード
どちらを選んでもいいと言われても、「本当?」と疑いたくなりませんか?
あるエピソードが紹介されていました。
著者が大学時代に、2つの大手銀行から誘いを受けて悩んでいた先輩がいました。1つは給料が良くて、もう一つは福利厚生がいい。その先輩はなかなか決められず、いろいろな人に意見を求めていました。
ところが数年後、先輩が悩んでいた2つの銀行が合併した、とのことです(笑)
選んだことを正解にすればいい
自分の直感で選んだことに、正しいも間違いもありません。なぜなら、多くの場合、どちらが正解だったかは検証不可能だからです。
その通りだと思います。今があまり幸せでなく「あの時○○を選べばよかった」と思っても、その選択肢で今より幸せになれたかどうかは分かりません。もっと悪い結果になっていたかもしれませんよね。
未来は誰にも分らないので、どうするか悩むかわりに、選んだことを正解にすればいいと著者は言います。その時に重要なのは、
自分の直感で決めたら、あとはそれを信じてみることです。
「もっといいモノがあったかも・・・」と自分の直感を否定することばかり考えていると迷いが迷いを呼び、運気が落ちていくばかりです。
もっとも大事なことは、自分の心に、自分の直感についていく勇気を持つことだ。―スティーブ・ジョブズ(アップル創業者)
迷う時間がもったいない
直感でどんどん決めていく人は時間のロスを最小限に抑えることができ、間違った方向だと分かってやり直す時も早く取り掛かることができます。
時間は有限なので、悩んだり迷うことに使うよりも楽しいこと・ワクワクすることに使いたいですよね。
おわりに
「選んだことを正解にすればいい」がとても印象的で、自分の直感をもっと信じてみようという気持ちになりました。
ほかにも、
- あなたが「大好きなもの」は、運をくれる
- バタバタすると、運もバタバタ逃げていく
- ベストから、もう三回工夫できる人が、成功する
などドキリとしますがすぐに実践できるものが多く、読んでいて前向きになる言葉ばかり。
「運を味方にして人生をより良くしたい」という方におすすめです。
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