サントリー山崎蒸溜所へ行きました。
大阪と京都の境にある山崎はウイスキーを作るための気候と水が最適であったことから蒸溜所が建てられ、「日本ウイスキーのふるさと」とも呼ばれます。
ウイスキー好きの夫が以前から行きたいと言っていた有料ツアーは、予約開始からすぐに満席になるほどの大人気。
ようやく予約が取れて行くことができました。
サントリー山崎蒸留所見学
アクセス
JR山崎駅、阪急大山崎駅から徒歩10分ほど。JRの線路沿いにあり、京都から大阪へ向かって進行方向の右側にあります。
蒸溜所内に一般駐車場はなく、公共交通機関で行くのがおすすめです。
ウイスキー館
受付を済ませたら山崎ウイスキー館へ向かいます。
1階はウイスキーの歴史を学ぶ展示と有料テイスティングカウンターがあります。(安全上、テイスティングはツアー後のみ)
2階は「山崎」の誕生秘話などの展示とギフトショップが。ツアー集合場所にもなっています。
見学スタート
ガイドさん2名とともにツアーが始まります。
外国人向けにイヤホンガイド(英語・中国語・フランス語)もあり、私が参加した回は半分近くが外国人でした。
ウイスキー館を出てすぐ右手には操業開始当時使用していた蒸溜釜、左奥には創業者の鳥井信治郎(左)と息子の佐治敬三(右)の銅像があります。
仕込み・発酵室へ移動します。
モルトウイスキーの原料は水と大麦。仕込槽へ麦芽を細かく砕いたものと水を入れ、麦汁を作ります。
ろ過した麦汁をこちらの発酵槽に移して酵母を加えることで、アルコールと炭酸ガスが発生。
できあがった発酵液は「もろみ」と呼ばれます。
発酵槽は木桶とステンレスの2種類。使い分けることでより美味しいウイスキーを作ることができます。
続いて蒸溜室へ。
発酵で得られたもろみを蒸溜釜(ポットスチル)で2回蒸溜し、透明なモルトウイスキー「ニューポット」を作ります。
大きさや形の違う蒸溜釜を使うことで原酒を作り分けており、
- ふくらみがある釜→雑味がない
- まっすぐの釜→力強い味わい
が得られるとのこと。おもしろいですね。
最後は見学貯蔵庫です。
蒸溜されたばかりのニューポットは樽に詰められ、じっくり寝かせて熟成させます。
樽の中のウイスキーは2〜3%/年の割合で減少。左の樽は半分近くまで減っていますね。
樽の木の種類によってウイスキーの味や香りが大きく変わり、ワイン樽で熟成させることもあります。ビックリ!
暗い貯蔵庫を出ると目の前には滝が。ウイスキーに欠かせない山崎の水です。
秋になると紅葉がきれいだそう。
テイスティング
見学後はおつまみつきのテイスティングタイム。
ていねいに色と香りをチェックした後、水を加えて味わいます。
ホワイトオーク樽とワイン樽で熟成したものを比べると、全くの別物!
ワイン樽のほうがまろやかな印象で、ワイン好きの私は好みでした。
おわりに
ウイスキー作りに対するこだわりと奥の深さを感じ、よく知らない私でも十分楽しめました。
製造工程の見学つきツアーは毎月1日に2ヶ月先までの予約ができます。(11月1日なら1月末まで、など)
ウイスキー館のみの見学(製造工程なし)は無料ですが要予約。有料ツアーより十分な余裕があります。
ウイスキー好きの方はもちろん、よく知らないという方もぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
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